魔法科高校の劣等生を読んで思ったこと

twitterでも喚き散らしていますが(!)、魔法科本当に面白いです。
全くの魔法科初心者がハマって行く様子をいくつかのツイートを取り上げながら追ってみましょう!


とても気軽。誤字を平然と放置してるくらい適当。まさかあとでこうして引用して悶絶するとは思っていなかっただろうな。
「面白かった買おう~」とサラっと言っていることが既にフラグです、ハマらないわけがない。


僅か3.5時間で既に「面白い!」と確信している模様。残念ながら何処まで読んだかは不明。


すでに睡眠時間を奪われることを確信しているらしい。案外ノロい。


モニターだと紙面以上に眼が滑って説明をところどころ読み飛ばしてるらしい。
あと登場人物多いために「人名と顔が一致しない」という現実世界でも発揮されてる悪癖が脳内イメージと名前の紐付けが失敗してるあたりに発揮されてるのか。
文庫版はこのあたりよくなった気がする、一度に出す名前減ったのかな?


無邪気に「エンジニアが強い」とか言ってますが達也が強いのはエンジニアが強いからというか達也だからで、まあ、なんというか…w
でも、ま、戦うエンジニアいいね!好きですエンジニア。


そんな心配なかったね、未だに魔法科クラスタと一切接点が無い。
そろそろ襲撃を掛けに行かねばならないと思ってます。(訳:フォローしに行きます)


これは二点ありまして(たぶん)

  • 想像力等の人間のイメージ力が現実を上書きする…などと言った世界があったらいいのになァと考えていて、アクセルワールド(川原礫)における心意ほどアツくない感じの何かを…とか思ってたらこれまんまサイオンじゃないですかヤダー!
  • 満員電車がイヤだからベルトコンベイヤーみたいに…いやしかし直接飛び乗るのは危ない、スキーのリフトみたいに速度が切り替わるポイント…いやでも全体が減速するんじゃ結局混む事は変わらないし…と考えていたのですが、理想の交通システムKOREDA!!!!

などと考えていたことをスマートに書かれててしまったので、


…というような恥ずかしい反応をしておりました。


「次のページの境目で読み終わろう」って思ってもだいたい気付くと「あれ、なんかまたスクロールバー小さくなってない?」と首をかしげるハメになっていた。


モニターの前に座り続ける気力がなくなって、外伝をXperia arcで読んで寝落ちしたという。読みきったけどね。

ここから先は、魔法科高校の劣等生Web版が既読であることを前提に書いています。そういうわけで未読の人は本編を是非読みましょう。長いって?だからどうした。

上記から分かるように、数日前に読んだばかりの俄かでもあるので、古参の方がもしご覧になっているのでしたら間違い等あっても容赦ください…。
お断りしておきますが、すみません、読み終わったばかりでとてもテンションが高くなっています。

上でもチラりと触れていますが、魔法科は私の脳内でくすぶっていた(不完全な)理想の「イメージ力と現実の関係」をより洗練し、最適化した世界観だと思いました。
絵に描いたような設定厨といいますか、とにかく物語を読むにあたっては「「はじめに定められた”一般的な現実”との相違点」を除き、あくまでその設定の範囲内で現実的でなけれならない」とう信条を持っているため、カッチリと設定が作りこまれて精緻なイメージが文面から浮かび上がる作品は本当に心のそこから愛していますし、めったなことでもない限りそういうリアリティのある世界は大好きです。そういうわけで私がこの作品を好きになることは、私が自らの物語の読み方を自覚した時には既に定められていた運命なのだと思います。真顔で運命なのだ、とか言ってしまう程度にはこの作品に惚れこんでいます。

イメージ力、想像力、あるいは意志、…まあ好きに呼べばいいと思うのですが(どれも結局のところ精神的な力でありながら、現実の我々に影響を及ぼすという点では大差ないでしょう)、そういった人間が発するものが、私はとても好きです。
そういった力を信奉しているといっても過言ではないかもしれません。(そしてそれを「力」と呼ぶと物理学徒が噛み付いてくるのかもしれません…)

魔法科では人間の意識の実態については確か触れていなかったと思うのですが、意識から無意識を通じて世界の事象を書き換える、という考え方は割と人間の意識は(一部の例外的な魔法師の他には)アンタッチャブルなものなのだろうと思わされます。

ぱっと見渡したところ、世の中には、人間の本質、いわゆる魂やら人格やらと呼ばれる部分に関していくつか考え方があるように思います。
人間は肉と神経の塊、人格はニューロンの産物。唯物論な感じの考え方があります。
一方で、仏教で輪廻転生する魂や、キリスト教で審判を受ける魂や、創作作品に於ける魂の物質化(Fateに於ける第三魔法『天の杯』、魔法少女まどか☆マギカに於けるソウルジェム)等に見られるような「非物質的存在としての魂」を支持する考えもあります。
他にも、きっと私が知らない、触れていない、理解していない(上のようなものもお世辞にも理解しているとはいえませんが)、考え方がたくさんあるのだろうと思います。
ふわふわと作品を読む限りではどちらでもそれなりに説得力があれば納得してしまうのですが、読書を離れて考えたときは「未発見の物質でもよいから、つかみどころのある実体を持っていて欲しい」と思っています。これは科学技術が発展して、読み書きできるようになって、器を移し変えられるようになってほしいと思うためです。(※当然ながら無宗教です)

魔法科では「こうですよ」というモデルの提示は特に無かったように思うのですが、(魔界からきた?)吸血鬼が霊子の塊として現れていたような気がすることとか、演算領域がどこかにあるということからも、想子と霊子とが一緒くたになった非物質な感じの何かでできてるのではないかなーと思ってます。適当。
(ところで非物質粒子って何?と思って調べたらちゃんとした物理の言葉だったんですね。知らなかった)
長すぎたので分割しています

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