WWoHPに行ってきた記録

3/2に母と妹と三人でUSJ、より具体的にはWizarding World of Harry Potterに開園から閉園まで篭ってHogsmeadeの雰囲気を全力で堪能してきました。
前日は5年ぶりに姫路の祖父母宅を訪ねたり、翌日は神戸付近をうろうろしてたりしましたし、旅行全体でみるとUSJでないところにいる時間のほうが長かったのですが、私にとっては実現可能な範囲で限りなく聖地巡礼に近い旅でした。

twitter等で私を長く知っている人はよくご存知だと思いますが、私は11歳の夏はずっと梟が来るのを待っていたような長期のハリポタ中毒患者なので、湖とお城を目にしただけで泣きそうになったり、HP and the forbidden journeyに乗るためにHogwartsの門を通った時に「13年ほど遅いけれど、やっとここに来られたんだ」と思ってやっぱり泣きそうになったり、Filch’s emporiumでTom Riddleの日記を手にしてまたまた泣きそうになったり、Flight of the Hippogriffの待機エリアにあるHagridの小屋とSirius Blackのバイクに涙ぐんだり、もう何を見ても泣いて拝むかはしゃぐかの二択になってしまって………本当に行けて良かったです。

USJで撮った写真をflickrに投げ込んだのでもし気になる方はどうぞ。
以下、どういう順番でどこを回って何がよかった~みたいな話を延々しています。

近くの公式ホテルで前泊して、緊張のあまり(+昼間に祖父母宅で美味しいお肉を大量にごちそうしてもらったのもあり)ご飯は食べず、当日の朝はアーリーパークイン用の早い時間帯の朝バフェを食べるところから三月二日は始まりました。
正直そわそわしすぎて味わいきれなかった気もしているのですが、おいしかったです。おいしいから食べ過ぎてUSJにたどり着いてから食べ過ぎで吐くのではと心配であまりたくさんは食べられませんでしたが。
大阪なだけあってバフェ(バイキング?)として並べてある料理の中にたこ焼きがあったのは笑いました。さすがすぎて。(せっかくなので食べましたがおいしかったです。)

開園15分前っぽい時間にアーリーパークイン専用の入園待機列に並んで、入らせてもらえると同時にWWoHPへダッシュ。早歩きでしたが。
まず乗り物にのろうということでHP and the Forbidden Journey(Hogwarts城内で映像と動きが連動してアイエエエとなるアトラクション)に向かったところ、ほぼ待ち時間なし(乗り場まで流れ続ける人の波に乗って進む感じでした)で乗れました。

HP and the Forbidden JourneyはよくCMとかで見る、Quidditchのユニフォームを着たハリーが飛んでる映像が~というやつなわけなのですが、正直乗る前は「で?」と思ってました。乗ってからも「設定 #とは」みたいな気持ちになる部分があったり、「おいおいどうしてそこでそうなるんだよ」と思ってしまう部分もありましたが、「あっここは例のAstronomy towerでは!」とか「うわあああああAragogでかっ!こわっ!」とか”aaaaaargh!!! Rouge Dementors?!?!? Expecto Patronum!!!!”ってなって間は全く気になりませんでした。
Whomping willow前後、確か直前にハーマイオニーが「暴れ柳に気をつけて!」って言った直後くらいにカメラが設置してあって写真を撮られたのですが、家族揃って叫んでる顔が面白すぎたのでタイミングがうまいんだろうなと思いました。
終わった後にお城を出る過程でFilch’s Emporiumを通るのですが、ここにはMarauder’s MapやRiddleの日記帳があったり、Deathly Hallowsマークのキーホルダーや(買わなかったものの)Dark MarkシールとかTシャツとかあったりしました。Dark markシールは結構そわっとしたというかほしい気もしないでもなかったです。
FJの待機列が長いと城外のGreenhouseっぽいところを通ったりする他、城内に入ってからも校長室やDADA教室を通ったりするのですが、その辺をゆっくり見たい場合は城内見学コース(FJへの列とは別に、門のあたりで湖側に分かれたコースがあるので)でじっくり見ると良いのかなと。
Greenhouseを通って城内に入って、見学コースでしか見られない初代校長像やHouse pointを表示する4色のhourglassがある廊下を通ったのが良かったのと、荷物をロッカーに入れなくて済むので冷静にFounderの大きめな肖像画の写真を撮れたり、校長室のpensieveをまじまじと眺めることができたり、DADA教室の不気味な置物を観察したり黒板をじっくり読めたり……良かったです。Fat ladyがあるのに他の寮の入り口がないのはずるいと思いました(見逃してるだけだったらはずかしい)

乗り場がそばにあるのが見えていたので、次にさっとFlight of the Hippogriffに向かったところ、15-30分程度の待ち時間でさっと乗れました。
乗り物としては小さいジェットコースターという感じで、とくに言うべきことはなにもないかなと……素直な短めのものです。長時間並んで乗るほどのものではないともいうような。
ただ、待機コースからでないとじっくり見れないHagridの小屋が本当に見ているとぶわっと来るものがあったので、一度は並ばないとだめなんだなとも。適度に立ち止まれる程度のほどよい並び方で本当に良かったです。シリーズを通じてHagridの小屋は主人公にとっての憩いの場だったり、意外なできごとが起きたりする場所だったので、意外と重要な場所だったんだなあとHBPの終盤でしんみり思ったりしましたし、その小屋をここに配置するのはナイスだなと強く思いました。

WiseacresOllivandersが内部でつながっていたので、ここでまとめてローブと杖を調達しました。
ローブ、ネクタイ、マフラーを揃えたかったのですが値段を見てローブだけに。PottermoreのsortではRavenclawだったわけですが、気になってもう一度別アカでやってみたらSlytherinになったので権利はあるだろうと思い(黒に紺だとぶっちゃけ遠目で真っ黒に見えるじゃんなどの考えも多少あり)ローブはSlytherinの緑に。(Houseについて考えることの話はまた後日)
ローブはレジで開けてもらってその場で着たのですが、これを着ていると店員さんをはじめ、様々な場面でスタッフの方々の対応がそれに応じたものにしてもらえるのが本当に嬉しかったです。(例:「スリザリン生の方ですね、おかえりなさい!」)
Pottermoreの杖がBlack walnutだったので店員さんにあるか聞いたのですが、残念ながらなかったので汎用モデルではなく作中キャラの杖を買うことに。スネイプ先生とV卿のどっちにしようかしばらく悩んだのですが、悩みすぎた結果両方買いました。(……)
ほら、スネイプ先生はまだ杖の材質発表されてませんし。黒いし。もしかしたらEbonyかBlack walnutかもしれないし。後者だったらあたりだし。
(ちなみに妹のPottermoreの杖はAlderで、ちゃんとあったのでそれにしてました)

無事ローブと杖を調達できたので、混むと噂のHoney dukesZonko’s Joke Shopへ。(ここも内部がつながっていました)
ここは私は……まあ、という感じで。母と妹が楽しそうでした。Lemon dropがあったのが少し欲しかったような気もします。(瓶が重そうだということで断念しました)
Liquorice Wandではなくチョコレートだったり、(当然)Chocolate frogが跳ねないとか、ここはあまり期待するとあれかなあと。Bertie Bott’s Every Flavour Beans(なぜ日本語で百味って言ってしまったのか)に挑戦するチャレンジャーは我が家にはいませんでした。

Ollivandersの向かいに戻ってDervish and BangesGladragsOwl postへ。(ここも(ry
Dervishは制服のローブとかNimbus 2001とかQuidditchの各種ボール、あとはタオル……ハンカチ……だったかな……?がありました。あとは寮の手持ちの旗。たぶんQuidditchの試合の時に応援のために振るやつですね。あとマグカップ!ちょっと欲しい気もしましたが重いだろうし割りそうだから断念。
GladragsはTシャツとかGryffindor色の傘とかDobbyが喜びそうな靴下とかがある他、隅っこにSlytherin’s locket(Horcruxになってた例のアレ)やLunaのお父さんがDH冒頭のBillの結婚式でつけていたDeathly Hallowsじるしのネックレスや小さいPhilosopher’s stoneのついたネックレスがありました。ケースの中にあって「うおお!ロケット!」となりましたが値段を見て諦めました。horcruxコレクターに私はなれない……。
Owl postは便箋とか切手とか、iPhoneカバーとかストラップとか、Hedwigのぬいぐるみとか置いてありました。個人的にはクリップボードやHouseのタペストリーっぽいやつがちょっとほしいなと思いましたが高かったので断念。代わりにイヤホンジャックにさせるhouseカラーのミニマフラーっぽいものを。Slytherin色で。

実際にお店として営業してるお店以外にも道に面したショーウィンドウが面白い建物が色々ありました。

  • Tomes and scrolls…Gilderoy Lockheartの本に笑った
  • Scrivenshafts…窓から覗ける店内が文房具だらけで文房具好きは必見だと思った
  • Madam Pudifoot’s…ピンクすぎてワロタ

たしかこの辺りで路上のButterbeer販売車から三人それぞれ一杯ずつ買って飲みましたが、炭酸のぷちぷち感が好きになれなくて私はたぶん魔法使いになっても真水ばっかり飲むんだろうなと………pumpkin juiceが苦手なのは言うまでもなく。

お昼を食べにThree Broomsticksへ。(Hogs Headも店内はつながっているので、噂の不気味なHogは見ました)(どうせなら店内にArianaの肖像画をかけてほしかったです)
私はFish & chipsを、母はShepherd’s pieを、妹はローストチキンを。母と私は少しずつ互いの料理を味見しましたが、パイわりとおいしかったです。魚も(もっとイギリス料理ってやばいんでしょうと思ってた割に)美味しかったのでよかったです。
食器が全部プラスチックだったので、妹はチキンに大変苦労していました。魚がやわらかくて私は助かった。
TBにはあとでおやつを食べに戻ったのですが、その時は私はアップルパイ、妹はチョコレートアイス、母はチョコレートの……なんだったかな?と、あと私はレモネードも頼みました。
レモネードが本当においしかったです。人類の生み出したネクタルの極みです。アップルパイはちょっと味がきつめに思いました。
妹の食べたアイスのパッケージがFlorean Fortescueとか書いてあって大変テンションが上がった後、裏の成分表示のあたりを見たらサーティワンアイスで爆笑しました。
あとTBのテラス席のあたりからお城を眺めると湖面に映ってめっちゃ綺麗だったので事前情報を聞いていてほんとうによかったです。

お城と村の間の広場でFrog ChoirTriwizard Spirit Rallyが30分おきに交互に披露されてたんですが、全く期待せずに見に行ったら予想をはるかに超えるよさでびっくりしました。
歌い始まる前に指揮棒を持ったお姉さんがMCっぽいことをしていたのですが、まずローブ姿の人を見つけて”Gryffindor! Slytherin and Hufflepuff!! How wonderful!!”みたいなことを言ってくれたのににやっとしました。Choirの曲目はDouble Trouble, Fireworks, Hedwig’s Themeの3つで、Double Troubleの愉快さ、Fireworksの開放感、Hedwig’s Themeの”ハリポタらしさ”の全てがよかったです。なによりもChoirは各houseから1人ずつの4人構成で、「これをDumbledoreが見たら喜ぶだろうなあ、inter-house cooperationとか音楽好きなのとかが合わさって………」と思ってしまうのが卑怯だなと(それは重症な読者だけです)
(まったくどうでもいいことですがRavenclawのお兄さんがしょっちゅう眉をwaggleしていたので笑いそうでやばかったです。そばにきっちり全身制服で固めたHogwarts生の集団がいたから多分それに向けてだったとは思うんですが。笑いそうでした。)
で、Triwizardの方はDurmstrangがかっこよくて、Beauxbatonsがきれいでした。冬はお姉さんたちが寒そうだし夏はお兄さんたちが暑いだろうと思ってしまったのは私だけではない……と思いたい。演技はとてもよかったんですが、「でもこれって映画オリジナルなのよねー原作では普通にお城に入ってくるだけだったしー」とか思ってしまうのが原作厨の業の深さを……。とてもよかったです。見た甲斐ありました。

開園からダッシュでここに駆けつけたのでぶっちゃけ16時くらいには全ショップをまわりストリートショー2種もコンプしていたと思うんですが、どうしても夜景のお城と村が見たくてこのあとしばらくTBでだらだらしてました。(おやつおいしかったです)
店内を落ち着いて回って「凝ってるなあ」と思ったり。

閉園間近になるとさすがにFJも空いてきたので、最後にもう一度乗りましたが、二度目になると何が出てくるかわかってるので冷静に母と妹が楽しそうに絶叫しているのを聞いてにやにやしてました。やっぱりAragogはこわい。
入店待ちの列があるような時間は勝手にTBの裏には入れませんでしたが、さすがに遅くなると自由に出入りできるようになったので、ライトアップされたお城と湖面が綺麗だなあ、最初に一年生が湖を渡るときってこういう景色なのかなあ、みたいなことを思いながらじっくり眺めました。
夜景は本当にきれいで、人が減ってきたのもありお城も村も写真が撮りやすくなって本当によかったです。

全体的な話。
三月の平日でもかなり混んでいたのでハリポタ人気はすごいなと思いました。
でも、そりゃそうですよね、遊園地好かん~などとネズミ園さえ10年以上行かずにいる私が遠路はるばる大阪まで行かなくちゃ………ってなるんです。他にもそういう人もいるだろうし、今のところ世界でWWoHPがあるのはフロリダと大阪の二つだけなので、アメリカに行くより日本に来るほうが近い人はみんなこっちに来るわけです。それは混むわ。
USJのWWoHPもこの前の夏にできてまだ一年経ってませんし、時期的に春じゃないと無理って人や関西の夏は暑すぎてMURYって人も冬~春に来てるでしょうし、これからもまだまだ人気は続くんだろうなと!
ハリポタは原作が完結して8年、映画も終わって4年で、ファンの勢いが衰えそうなところ、WWoHPを作ったりFantastic Beasts and where to find themの映画を作るよと発表したり、今でもまだpottermoreで世界観や設定を紹介し続けていたり、本当に息の長いコンテンツですね。
USJも長いことかけて投資した分を回収するつもりらしいですし、またなにかどうしても聖地巡礼せねば!って展開が来たら私もきっと行くことになるでしょう。
その時まで、この記憶を薄れさせないために私はこのpostを大事にしておきたいと思います。

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